169-衆-安全保障委員会-3号 平成20年02月26日
辻元委員
社会民主党・市民連合の辻元清美です。
本日も、二月の二十二日に引き続きまして、海自イージス艦の衝突事故について、石破防衛大臣にお尋ねをしたいと思います。
まず最初に、情報開示の経過について。
きょうの委員会でも取り上げられてまいりました。きょう、大きく報道されております。「あたご」見張り員が清徳丸に気づいた時間について、防衛省が当初二分前としていたのを十二分前と訂正した問題で、事故当日の十九日夜に石破防衛大臣に十二分前との連絡が上がっていたにもかかわらず、その後に行われた海上幕僚監部の会見では二分前と誤った情報を公表していたということが報道されています。先ほどからも質問されていますが、どうも不可解な点がありますので、事実関係をまず質問したいと思います。
大臣、残念ですよ、こういう報道がなされたということは。私はきょう、「なだしお」との教訓をどう生かすかということを議論したかったんですけれども、またこういう報道が出ています。
まずお伺いしたいんですが、きょうの議論の中で、当日の経過です、当日から数日間の。なぜ二分が十二分になり、大臣はいつ知られたのかという事実経過をまず確認したいと思います。大事な点だと思うんですよ。もしも大臣がちゃんと知らされていなくてブリーフィングをするとか発表をするとか、そういうことが、これは本当はあってはならぬことなんですね、もしも大臣に情報を上げていなかったとしたら、これはもう大変なことになります。ですから、ここの事実経過をきちんと確認させていただきたいと思うんです。
大臣は、退路を断ってまでやると前回の質疑で私に対して答弁されましたので、非常に緊迫して仕事をされていると思います。その中での情報伝達というのはとても大事だと思いますから、事実関係を確認したいと思います。
きょうのやりとりで、まず、十九日の当日、別の委員の問いに対して、その問いというのは、「あたご」の航海長がヘリコプターで海幕に来て、これは午前十時ごろと言われていますけれども、説明をしたと。先ほど大臣は、そうだと御答弁されていますけれども、それでよろしいですか。
石破国務大臣
結構でございます。
辻元委員
大臣は、その「あたご」航海長の説明を聞かれましたか。
石破国務大臣
私も聞きました。
辻元委員
見張り員が最初に発見したというのは、最初、確認したのは二分前という情報でございました。このときの、航海長が二分前と言ったんですか。