164-衆-安全保障委員会-5号 2006年04月18日
辻元委員
社会民主党・市民連合の辻元清美です。
私は、アメリカの海兵隊普天間飛行場移設問題について質問をしたいと思います。
まず、事実関係からもう一度確認させていただきます。
防衛庁長官、普天間の何を移設する、代替の施設を建設しようとしているのか、その何をというところを具体的にお答えください。
額賀国務大臣
もうこれはよく言われていることでありますが、普天間の機能は、ヘリの訓練、それからヘリに対する空中給油機能、そして有事、緊急時の滑走路の活用ということでありますが、このうちのヘリの訓練についてキャンプ・シュワブの沿岸に移設するということでございます。
辻元委員
今おっしゃったヘリについて、私も普天間の米軍基地における部隊編成などを見ました。
そうすると、ヘリの訓練ということであれば、なぜ千八百メートルの長い滑走路が必要なんでしょう。ヘリですと、そんなばあっと滑走路を行かなくても飛び上がるわけですね。なぜですか。
額賀国務大臣
プロペラ機とか固定翼機が、人員とか輸送用の固定翼機も飛ぶことがあります。したがって、中間報告においては千八百メートルの滑走路をつくるということで明記してあるわけであります。
辻元委員
固定翼機は、今調べてみますと、空中給油機などは別に行く予定になっておりますので、先ほど長官は三機とお答えになりましたね、固定翼機については。たった三機の固定翼機のために滑走路二本、千八百メートルをつくろうとしているわけですか。