5兆円損失で年金受取額が減る? TPPは真っ黒「のり弁」資料!
〜国会で徹底解明します〜
株価下がれば年金受取額減!!
日経平均株価が、1年前を13%も下回りました。年度末は決算期末でもあるため、この終値が年金基金などの保有株式の評価額に直結してきます。専門家の試算によれば、どうやら私たちの年金に5兆円の大穴が開くことになりそうなのです。
何度も報告してきた通り、安倍政権は「国債中心」だった年金の運用比率を大きく変えて、国内外の株式に50%を投資するようにしたツケなのです。
民進党はこの損失額を明らかにするように迫りましたが、安倍政権は発表を参議院選挙後の7月 29 日まで遅らせようとしています。そして、安倍総理はついに「将来株価が下がったら年金の受取額を減らす可能性がある」と答弁しました。
生活者の「生命線」である年金をマネーゲームのリスクにさらし、将来不安が高まるなかで消費が伸びるわけがありません。民進党は年金の株式運用に歯止めをかける制度をつくります。
TPP交渉過程も「のり弁当」!?
3月29日、来年度予算が成立し、通常国会も折り返し地点を過ぎました。
そして、ついにTPP関連法案の質疑が始まりました……が、始まった早々、政府の情報隠しで審議ができません。
まずひとつは、私たちが情報開示を求めてきたTPPの交渉資料。日付と表題以外は真っ黒の、「のり弁」資料でした。しかも、その交渉過程を、農水委員長を務める西川公也・元農林水産相が、著書として来月出版する予定だというのです。交渉過程は「国家機密」じゃなかったのでしょうか!?
TPPは農業だけではなく、遺伝子組み換え食品の基準や保険・医療など、すべての人たちの暮らしや命に関係します。しっかりと情報を開示させて議論を尽くして参ります。
民進党の役員室長に就任
全部で156名となった新党の調整役、縁の下の力もちで若手を育てるため頑張っています。
そして、4月24日には今後の政治を占う2つの衆議院補欠選挙が行われます。
私は先日も北海道5区に行き、統一予定候補の応援をしてきました。野党5党の女性政治家がそろって、女性予定候補の応援をしたのです。野党の予定候補は貧困のなかから一念発起したシングルマザーで、介護の現場で汗を流して働いてきました。一方、与党の予定候補は自民党の派閥のドンの娘婿でエリート。対照的な選挙となりそうです。
また、同じく補欠選挙が行われる京都3区では、民進党の泉ケンタさんがチャレンジする決意を固めました。「民進党」として初めての国政選挙、交通政策などをいっしょに取り組んできた泉さんのたたかいを支えていきます。
人への投資が最大の景気対策
アベノミクスは、結局強い者のための政治であることが、次々に明らかになってきました。グローバル化した経済のもとで、マイナス金利をやったところで設備投資がストレートに増えることはありません。大事なのは、人への投資を増やして、消費を促進し、ボトムアップ型の経済を作り上げること。そのヒントが、地域でのNPOなどの活動や町おこし、女性の社会的起業などにつまっています。だから私は、ヒントを探して今日も地域を走り回っています。
国民生活を守るため、私は体をはって安倍政治からのギアチェンジのために力を尽くします。