民主党は「民進党」として出発します!
──格差是正と立憲主義が私たちの柱です──
野党4党が力を合わせます
民主党が、「民進党」として新しく出発しました。衆議院96名、参議院60名。野党の大きな塊を目指して、今後も力を合わせて安倍政権に立ち向かっていきます。
私は、民進党の柱は「共生」と「立憲主義」だと思います。政治は弱い立場の人たちのためにある、という根本を私たちは新しい党を作るにあたってしっかり確認しました。これまで民主党が進めてきた格差の是正をしっかり進め、新しく加わった仲間の得意分野(無駄な公共事業の見直しなど)も活かして、よりパワーアップしていきます!
私は民進党の役員室長に就任しました。新党全体の調整役です。縁の下の力もちでがんばります。
そして、4月24日には今後の政治を占う2つの衆議院補欠選挙が行われます。
私は先日も北海道5区に行き、統一予定候補の応援をしてきました。野党5党の女性政治家がそろって、女性候補の応援をしたのです。野党の予定候補は貧困のなかから一念発起したシングルマザーで、介護の現場で汗を流して働いてきました。一方、与党の予定候補は自民党の派閥のドンの娘婿でエリート。対照的な選挙となりそうです。
また、同じく補欠選挙が行われる京都3区では、民主党の泉ケンタさんがチャレンジする決意を固めました。「民進党」として初めての国政選挙、交通政策などをいっしょに取り組んできた泉さんの戦いを支えていきます。
政策のツケは若者と現役世代に
3月29日、来年度予算が成立し、通常国会も折り返し地点を過ぎました。予算委員会の序盤では、昨年の臨時国会見送り、安保関連法の強行採決、1人3万円の臨時給付金バラマキ、そして消費税の軽減税率問題などで徹底的に議論しました。
政府は参院選対策の高齢者向けバラマキを行う一方で、子育て・現役世代への手当を減額させています。しかも、財源を示すのは参院選後に先送りというのです。
更に昨年の世界同時株安で年金10兆円が損失したことも、私たちは議論しました。安倍政権が年金積立金の半分を高リスクの株式市場に投じた結果です。
「不祥事」「失言」そして「改憲」
この時期、安倍政権の本音とボロが出まくりました。甘利前経済再生大臣の「口利き疑惑」辞任。高市総務大臣の電波停止問題、宮崎謙介前衆議員議員の「不倫」辞職。丸川環境大臣の「除染基準は科学的根拠ない」発言。そして安倍総理が待機児童の増加は「アベノミクスで働く女性が増えたから」「嬉しい悲鳴」といっていたのが大嘘だったことも、私たちが解明しました。子育て世代の就労はむしろマイナスだったのです。しかも「実質賃金が下がっている」と指摘されると「私が50万で妻が25万、2人で働くと賃金の平均は下がる」と発言した安倍総理。パートで月25万円の仕事がどこにあるのでしょうか。
極めつけは、「保育園落ちた日本死ね」ブログ問題です。待機児童問題は、与野党を超えて取り組むべき課題。冷ややかだった安倍総理は批判を浴びると慌てて態度を一変させました。この国会審議で活躍した山尾志桜里議員は、民進党の若き政調会長として政策を進めていきます。
そして何よりも安倍総理が改憲を「在任中に成し遂げたい」と明言していること。私は野党が力を合わせて戦争法案の廃案を目指すよう各地の運動と力を合わせて進めています。
「生活」守る政策を進めます
アベノミクスは、結局強い者のための政治であることが、次々に明らかになってきました。グローバル化した経済のもとで、マイナス金利をやったところで設備投資がストレートに増えることはありません。大事なのは、人への投資を増やして、消費を促進し、ボトムアップ型の経済を作り上げること。そのヒントが、地域でのNPOの活動や町おこし、女性の社会的起業などにつまっています。だから私は、ヒントを探して今日も地域を走り回っています。
国民生活を守るため、私は体をはって安倍政治からのギアチェンジのために力を尽くします。