今日私は、被災地入りしているNPO・NGOネットワークの人たちと、これからの被災者支援について意見交換をしました。
全国災害ボランティア支援団体ネットワーク準備会や東日本大震災支援全国ネットワーク、日本NPOセンターなど、東日本大震災のときからいっしょに汗をかいてきた人たちです。
そして、河野太郎防災担当大臣と彼らをつなぎ、内閣府の大臣室で率直な意見交換を行いました。
ゴールデンウィークを前にして、現地ではボランティアコーディネーターが足りない状況があります。
NPO側からは、避難所に洗濯機をおくなど、避難している方々が普段の生活リズムをつくっていけたり、自ら避難所を運営していくための環境整備も必要では、という意見がありました。
また東京でも、復興期を見据えた官民連携の協議の場をつくってほしい、と提言がありました。
河野大臣は、真剣にみなさんの意見に耳を傾け、メモをとっていました。
私の方からも、東日本大震災時に災害ボランティア担当の総理補佐官という「現場のNPOと直結して、自治体や政府との連携調整をはかる」役割をして悩みぬいた経験から、河野大臣と率直な意見交換をしました。
なお、民進党の災害対策本部に届けられたNPOからの提言も河野大臣に手渡しました。
日本NPOセンターからの提言
市民活動センター神戸からの提言
現地情報では、現地における自治体とNPOの連携は進められており、これまでの災害支援の経験が活かされているということを聞いています。
しかし、国との連携に関してはまだ不十分な点がある、という意見も聞いていました。
自ら被災したなかで震災対応にあたっている行政職員の方々も、限界近くまで疲弊しています。
中長期の支援の準備もいまから始めないといけません。そうしたときに、障がい者やひとり親家庭など、ともすれば見過ごされがちな人たちへの支援に専門性の高いNPOの力が必要であることは、これまでの経験からも明らかです。
とにかく今は、与野党関係なく、それぞれに蓄積された知見やネットワークを活かさなくては。
明日私は、枝野幹事長とともに被災地に入ります。
しっかり現場の状況を見て、被災地のみなさんの声を聴き、被災者支援と復興に活かします。