つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

活動報告・国会質問・質問主意書

「一からの出発」

2013.1.12

国会ブログ

年末年始は「沈思黙考」と前回のブログに書いたのですが、四日からは地元大阪を中心に新年のさまざまな会合に出席しています。
大阪では十日戎(えびす)が盛り上がりました。地元・高槻の野見神社の戎さん(えべっさん)の鏡割りにも参加。「商売繁盛で、笹もってこい」と大阪の子どもは口ずさんで大きくなります。私は小さな商店が「元気かどうか」が、大阪そして日本が「元気かどうか」のバロメーターだと考えていますが、子どもの頃から叩き込まれた「指標」です。
本日、「アベノミクス」が発表されました。「古い自民党から脱皮した」と安倍総理が記者会見でおっしゃっているけれど、「やっぱり、公共事業だのみ?」と思っている人も多いのでは。
さて、それにしても、大阪の各種団体の会合の雰囲気は大きく様変わりしました。
大阪は19の選挙区があるのですが、その内の12選挙区で日本維新の会の議員が当選しました。大阪以外の小選挙区では維新の候補者は、平沼さんと園田さんという旧たちあがれ日本の重鎮二人をのぞき、すべて落選したのですが、大阪だけ局地的に維新の議員が大量当選しました。
前回選挙の後は19の選挙区で18を私たちが取ったのですから、オセロのようにひっくり返ったのです。ある会合で「小選挙区比例代表並立制という選挙制度は見直さなければ」と維新の議員の「塊」を眺めながら自民党の議員が私の耳元で囁きました。
「振り子が振り切られるように選挙の結果が大きく変わる選挙制度でいいのか」という声が大きくなるのではないでしょうか。
大阪では民主党の衆議院議員は私ひとりになってしまいました。振り子が振り切られるのはなんとか防ぎましたが、「一からの出発」とはこのことだ、と厳しい現実をかみ締める毎日です。
しかし、この年始に「厳しい現実」をとことん直視し、そこから民主党の再建を進めていきたいと思います。