つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

活動報告・国会質問・質問主意書

「共助倍増」が日本復活のカギ

2012.10.12

国会ブログ

久しぶりに明るいニュースが。iPS細胞の研究で京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞しました。発表翌日、さっそく松本紘京大総長から喜びの電話をいただきました。というのも、私は松本総長と一緒に大学改革に取り組んでいるからです。日本、そして世界中の人々のために山中教授たちの研究を支援していく体制づくりの相談をしています。

さて、私はこのたび「新しい公共」担当の民主党政策調査会副会長に就任しました。会長は細野豪志さんです。東日本大震災直後、私が災害ボランティア担当の首相補佐官で、細野さんは原発事故担当の首相補佐官。官邸で二人いっしょに震災対応にあたりました。環境大臣・原発事故担当大臣のときに、高槻にも足を運んでくれました。「細野・辻元コンビ」でがんばります。

「新しい公共」の考え方は、官が公共サービスや公共財を独占する仕組みを見直し、市民の活動をもっと広げようというもの。NPOや社会福祉法人、学校法人や生活協同組合、消防団まで、いろいろな団体や個人がつながり、お互いの「出番」にしていくことで、社会を変えていこうという政策です。よく「自助・公助・共助のバランスが大事」と言われますが、経済がここまで悪化して格差が広がり、国の財政も逼迫しているいま、私は日本復活のカギは「共助倍増」しかないと考えています。

そのなかで、重要な政策が「市民公益税制」の実現とNPO法の改正でした。例えば特定の要件を満たした認定NPOなどに1万円寄付したら、約半分(4000円)が寄付者に戻るという「50%税額控除」のしくみです。

ねじれ国会といわれるなか、私は超党派の「NPO議員連盟(加藤紘一会長)」幹事長として法案づくりや与野党調整にとびまわり、世界的にも最先端の寄付税制を、全会一致で成立させました。このときも、細野さんと力を合わせました。

新しい公共担当の政調副会長に就任後、さっそく細野政調会長といっしょに、NPOからの要望を受けました。政府として「新しい公共」の担い手をどうやって応援していくか、しっかり知恵を出していかなくては。

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敵を作って叩き、大ぶろしきを広げれば「日本は変わる」と繰り返す政治家たちの声が大きくなっています。しかし、私は、「ボトムアップ型のリーダーシップ」で、みんなと一緒にしたたかに、しなやかに、社会を変えていきたいと思います。