みなさん、「マーガレット・サッチャー・ 鉄の女の涙」という映画をご存知ですか?いま上映中です。
サッチャーを演じたメリル・ストリープは今年のアカデミー賞で主演女優賞に輝きました。階級社会のイギリスで雑貨屋の娘のサッチャーさんが首相になるのです。
目指す方向は違うけれど、国を変えるため男社会の中で奮闘するサッチャーさんの姿には共感するところが多かったです。
「『鉄の女』というと辻元さんかなと思いまして」と、先日、この映画について毎日新聞の取材を受けました(下記新聞記事)。気がつけば、私は民主党内の女性政治家では田中真紀子さんたちにつぐ「古株」になっていました。政治はまだまだ「男社会」。その中で働き続けるには、しんどいところがあるのはイギリスも日本も同じです。
さて、最近は、「決められない政治」などと言われています。女の私から見ると、男性たちの方が面子にこだわったり、権力闘争に明け暮れるのが好きだったり・・・。
今、新聞の一面を騒がせている小沢一郎、亀井静香、石原慎太郎、平沼赳夫、橋下徹そして野田首相、谷垣総裁などの各氏。党首討論で揚げ足とりをしたり、新党だ何だとお騒がせの面々はすべてオトコ。果たして「男の政治」で世の中は今まで良くなったのかしら?
勿論立派な男性もいらっしゃるのですが、女の方が腹がすわっていたり、決断が早かったり、現実的だったり、ということがみなさんの家庭や職場でもないですか?
この近畿では、滋賀県の嘉田由紀子知事や稲村和美尼崎市長、中川とも子宝塚市長、そして大津の越直美市長など、女性の仲間もがんばっている。そんな「女」のネットワークを生かして、「なにわの鉄の女」を目指して今の情けない政治を立て直すために力を尽くします。
20120406毎日新聞記事