久しぶりに菅直人前首相と湯浅誠さん、福山哲郎前官房副長官、菅さんの元秘書官、そして私の五人で会った。社会的包摂政策を推進してきたメンバーで情報交換だ。
「生活保護への攻撃がヒドイ」と湯浅さん。「生活保護に切り込め」と厚生労働省に多数の議員からプレッシャーがかかっているようだ。
数年前、「派遣切りはけしからん」と報道したメディアは、今では生活保護不正受給をクローズアップしている。
公務員だけではあき足らず、次は生活保護受給者叩きかとの声もある。
不正はアカン、でも本当の困窮者まで犯人探しのような疑いの目にさらされかねないか心配だ。
私たちは個人寄り添い型で自立を促すパーソナルサポートなど、菅政権時代の社会的包摂政策を強化する機関を立ち上げようと話し合った。
明日、二月二十五日には、京都のパーソナルサポートでも頑張っているNPO「あったかサポート」で講演をする。
新しい公共や社会的包摂政策について現場の人たちと意見交換をしたい。
かつての首相補佐官仲間の細野豪志環境・原子力担当大臣と私で大阪で国政報告会を開いた。四百人が参加してくれた。
原発や自然エネルギーなどの課題解決は、永田町や霞ヶ関を飛び出して市民と直接向き合って進めることが大事。特に大臣など政策決定者が市民と直接対話をすることは重要だと思う。
私は民主党東日本大震災対策本部の福島県対策室の室長代理に就任した。
今日、二月二十四日、復興庁・文部科学省・経済産業省・財務省・環境省・総務省・厚生労働省・農林水産省・国土交通省・内閣府の実務担当者と原子力損害賠償の進捗状況や福島復興に向けての施策の全体像の点検を行った。
もうすぐ大震災から一年になる。被災地への思いを風化させず、復興支援を続けていきたい。
それが日本再生につながると信じて…。