2月25日午後、立命館大学くさつキャンパスに向う。国際ボランティア学会総会での特別公開シンポジウムにパネリストのひとりとして参加するためだ。
控室に入ったとたん、「辻元さん、今日はちゃんとした格好をしていますね」と声をかけてくれたのは陸前高田市長の戸羽太さん。「市長こそちゃんとした格好ですやん」
東日本大震災の時は私も市長もどろどろ、よれよれの防災服姿だった。

シンポジウムの中でも「震災のあと、辻元さんはリュックサックを背負って何度も来てくれて、本当に嬉しかった」と戸羽市長。私は災害ボランティア担当の総理補佐官として心がけていたことや、全体の概要を報告。
荒井優さん（公益財団法人東日本大震災復興支援財団専務理事/ソフトバンク株式会社社長室）と旧友の大西健丞さん（ピース・ウィンズ・ジャパン）とともに現状を踏まえた活発な議論がなされた。
国際ボランティア学会としてもこれからも今回の経験を活かして積極的に政策提言を行なっていくとのこと。

様々な経験を経て、ボランティアの方たちが底力をつけて、網の目のようなネットワークが拡がっていることに私は希望を感じる。みんなが活動しやすくなるような基盤整備をするのが政治の役目。そのことを再確認できた会でもあった。