10月8日、東京大学駒場キャンパスで行われた「人間の安全保障」と東日本大震災シンポジウムに出演しました。主催は、東京大学で「人間の安全保障」プログラムに関わる教職員などが中心になってつくった「人間の安全保障」フォーラム。
コーディネーターは国連事務総長特別顧問、前国連大使の高須幸雄さん。パネラーは反貧困の旗手で日本弁護士連合会会長の宇都宮健児さんと私。それぞれの立場から、被災者支援や復興のための協力のあり方を議論した。
私が講演のなかで、被災者支援にあたって女性の視点が欠けていたことを指摘。避難者の半分は女性なのに、政府の会議などでどこへ行っても女性は私(と私の秘書官)だけ。プライバシーを守るパーテーションや、自立のため炊き出しセットなど、私が「被災地へ送ろう」と提案してもなかなかピンときてもらえなかった。
この日のシンポ参加者で、野外活動の経験を生かした緊急支援/長期支援を行うNPO「RQ被災地女性支援センター」スタッフによれば、避難所で化粧品メーカーとのコラボレーションで行った女性への「フェイスマッサージ」サービスは大好評で、最初は遠慮していた女性たちがみるみる元気になって、自分のことを話し始めたという。
12日火曜日には、上野千鶴子さんをゲストに議員会館で国政報告会を行う。こうしたテーマも話し合うので、ぜひ多くのみなさんにきていただきたい。