8月9日、病児保育・病後児保育を行うNPO法人フローレンスの駒崎さんと意見交換。フローレンスは、岩手・宮城・福島に在住の東日本大震災によって被害を受けた中学生・高校生の受験や学習をサポートするという「希望のゼミ」プロジェクトを進行中。
このプロジェクトのために、現地で職員採用も行っているとのこと。
また、福島の子どもたちに、安心して思いっきり体を動かして遊べる場所を提供しよう、と「ふくしまインドアパーク」プロジェクトも準備中。様々なアイデアを形にする実行力はスゴイ。これからも意見交換していきたい。
10日、11時に濱田剛史高槻市長が来訪。官邸で要望をいただいた。
8月下旬に高槻市と島本町が出す「ボランティアバス」は、告知後30分で満席に! 市長も同乗して行くとのことで、あれこれ情報交換。
そして、以前に高槻市長から「燃料の関係で使用できなくなった消防車両があり、被災自治体に送りたい」という相談を受けていた。私は沿岸部のいくつかの自治体に連絡し、「せっかくのお申し出なのでいかがか」と相談したところ、陸前高田市に消防車と給水車を送ることになった。
なお、南三陸町長にその件で連絡したおり、「神戸新聞に辻元さんのことが出ています」とのこと。読ませて頂いた。
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12時からは交運労協の政策推進議員懇談会。昼食をとりながら概算要求などについて意見交換。
14時30分、内閣府本府で湯浅誠さんと並んで記者ブリーフィング。IWJの方がネット中継を試みてくれたが、電波状況が芳しくなく難しかったようす(申し訳ありません)。しかしこれからもいろんな形で被災地とボランティアの状況を発信していきたい。
17時から第7回「一人ひとりを包摂する社会」特命チーム会議。
この日は総理出席で、「社会的包摂に関する緊急政策提言(案)」が出された。湯浅さんや清水さんたちNPOメンバーや関係省庁のみなさんの努力のたまものだ。
私は、これこそ菅政権を象徴する仕事だと思う。
会議に並んだ菅総理、福山官房副長官、湯浅さんらNPOのメンバー、そして私。「年越し派遣村」で社会を変えなければと誓い合ったメンバーだ。
菅総理も「私がやりたいことを5つの特命チームとして指示した」と発言。
社会的包摂というコンセプトは、「社会保障・税一体改革」でも明示され、「東日本大震災からの復興の基本方針」のなかでも色濃く反映されている。ここに示された政策を、確実に実現していきたい。
夜の会合の後、21:45発の「やまびこ」で被災地へ。しっかり絆を紡いでこよう。