社民党に離党届を出し、心情的には「無所属議員」になってから2週間たつ。新しい議員会館の部屋には、連日思わぬ来客、これまで話したことのないような他党の議員や秘書の方などが来訪される。
今日の午前中もある議員と話していたのだが、共通しているのは「今の政治は、リベラルの力が弱くなっている」という思い。なんとか再結集をするために、ネットワークを広げて意見交換していこう、と言いに来てくれる人が多いのだ。私も同感。
午後1時に、沖縄・泡瀬干潟の埋め立てに反対するNGOの方々が来訪。ピースボート時代から環境問題にとりくんできた関係で、見知った方々が多い。鳩山政権時代、私はNPO・NGO代表として政権に送り込まれた、という自覚で仕事をしていた。そうしたNPO的価値が後退していっているとしたら大きな問題だ。どうやって政権に働きかけていくか、意見交換。
続いて、NPO法をいっしょにつくったシーズの松原明さんが来訪。NPO議員連盟再建に向けて力を合わせていこう、と話し合う。私はNPO・NGO的な価値が日本を救う起爆剤になると考えている。このことは、NPO法をつくるころから、菅総理ともずいぶん話しをし、一致してきた(当時は私が与党で菅さんは野党だったが)。きっと今も思いは同じはず。官邸にもきちっと働きかけていきたい。
その後、日経新聞の取材。JAL問題について。これも、その後の進展が気になっている。国交省の以前いっしょにやっていた人たちからときどき報告を受けてはいるが、厳しい状況に変わりはない。しっかりチェックしていかねば。
そして、内閣府参与の湯浅誠さんが来訪。私が国交副大臣として進めていた、生活困窮者のための住宅政策などのプロジェクトの進捗を聞く。いまの社会には、セーフティネットをはりめぐらせる必要がある。運動とも力を合わせて、今後どんな立場になったとしても、必死で実現のために働きたい。
私はとにかく現場主義を貫いていく。原点であるNPO・NGOのネットワークをフル回転させて、日本を元気にしていく。その中で、リベラルの力をあわせていければいいなあ、と思う。