3月29日高槻で、スイミングスクールの送迎用マイクロバスが道路脇の高架の側面に衝突して運転手の方が亡くなるという事故が発生しました。
5日、高槻市警察と高槻消防署などとの合同で実況見分が行われ、運転手の方が現場の約120メートル手前から不整脈で意識を失っていたことや、名神高速道路に並走する市道を走行中に蛇行を始め、高速道路下の側壁に衝突して炎上したことがわかってきました。
今日、高槻消防署の方から地元事務所のスタッフが事故原因などについてうかがったところ、
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「原因は摩擦熱によるものと推定されるが、摩擦熱の場所が特定できていない。摩擦熱の場所としてタイヤの中のワイヤーによるものか、もしくは後輪タイヤのホイール自体が火花を出してそれが引火したものと推定される。」との報告書を出す予定とのこと。
また、「車の炎上原因には、燃料タンクの破損や燃料漏れ・オイル漏れまた電気系統のトラブルがあるが、今回のバスではそれはなく、またエンジンルームは燃えていなくて、後輪タイヤが燃えている。アクセルペダルは最大に踏み込んであったので、摩擦熱があった」ということ。
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とにかく、怖い思いをしてけがまで負ったこどもたちの心の痛みが気になります。亡くなった運転手の方の、ご家族や友人の方々も本当につらい思いをされていると思います。
しかし、一歩間違えればすさまじい大惨事になっていたことは間違いありませんでした。車中で懸命に子どもたちを窓から逃がした女性や、駆けつけて救助にあたった地域の方々の素早い行動に感動し、一市民として感謝しています。
そして、こうしたつらい思いをする人がなるだけ少なくなるように、私のやれることをやっていくためにも、今後の調査結果に注目していきます。