9月29日。10時40分登庁。
都市機構の小川理事長と面会。私は「高齢化が進み、非正規雇用がふくらむなかで若者の居住が不安にさらされている。これからはますます賃貸住宅政策が大事になる」と話した。私も6畳一間に親子4人で住んでいた経験がある。住むところがどれだけ子どもの気持ちに影響を与えるか、は身にしみてわかっているつもりだ。
「私もNGOの立場として関心があった。住の問題は24条とも関連しているのだから、国として保障していく方向をめざしたい」と意見交換。
11時から、海上保安庁から説明。その後羽田成田など都市空港問題の説明。途中で政務三役会議の呼び込みが入り、大臣室へ。
今日もまた、そばを食べながら6人で顔をつき合わせて予算関連の協議。補正予算が終わり次第、来年度本予算に着手する。麻生政権でつくられた概算要求を白紙にし、10月15日をめどに見直すことになった。これから2週間、分担を決めて徹底的に予算を洗い直す作業が始まる。
その後党本部に戻って、社民党の政策セミナーに出席。幹事長、党首のお話のあとに、連立政権の現場報告を行う。
そして「連立政権と社民党の役割」について、朝日新聞コラムニストの早野透さんのお話を聞く。「社民党に票を入れた300万人が社民党の一挙手一投足を注視している」と早野さん。憲法を守れ、というメッセージをしっかり胸にしまう。
15時40分に党本部を出て、民主党の幹事長室へ。小沢幹事長と面談。
終了後、内閣府の防災担当大臣室へ。タクシーの規制緩和問題で、国交省が通達の最終案を大臣に提案するので、この件についてやりとりしてきた私と三日月政務官が同席。
不当な割引が誘発されず、民間の創意工夫がもたらされるような通達に、と私たちは協議を重ねてきた。前原大臣も現場の疲弊などを指摘された。結果、通達は大枠で歯止めをかける内容になった。
その後国交省に戻って、各担当とミーティング。17時40分より副大臣・政務官で打ち合わせ。平成22年度予算の見直しについて、実務者レベルの協議を行う。
明日のスケジュールを調整し、資料を整理し終えるとホテルニューオータニへ。中国の建国60周年祝賀レセプションに出席。六者協議で実務を務めた実力者である孔公使らにあいさつ。10月17日・18日には日中韓の観光大臣会合が開かれる。前原大臣も部分的に参加されるが、私は観光を担当する副大臣として、会合に通しで参加してみなさんをお迎えする立場になる。これも平和外交のひとつのあり方だ。がんばって役目を果たしたい。