今回は、みなさんからお寄せいただいた声のうち、環境・原発について、辻元の今考えていることを返答いたします。
①「脱原発が進まないのはおかしい」という声をいただきました。
原子力発電所は、地震や災害の多い日本では、非常にリスクが高いことが、東日本大震災ではっきりしました。これから、まだまだ大地震のリスクがあるなか、再生可能エネルギーへ転換していかなければならないのはまったなしです。
「原発が危険で、人類の手に負えないことは3.11で日本人が思い知りました」、「原発から出たごみをどうするか問題視される中でも原発を推進しようとする」、「原発から切り替えるという見通しが欲しい」という声をいただきました。
再生可能エネルギーを基本とする分散型エネルギー社会を構築し、あらゆる政策資源を投入して、原子力エネルギーに依存しない原発ゼロ社会を一日も早く実現します。
【みなさんから届いた声】
- 原発が危険で、人類の手に負えないことは3,11で日本人が思い知りました。再生可能エネルギーに切り替えましょう。
- 原発から出たごみをどうするか問題視される中でも原発を推進しようとする自由民主党の政策
- 原発から切り替えるという見通しが欲しい。いつまでしがみつくのか。
- 原発に代わる自然エネルギーの開発への投資が進んでいない、
- 原発の廃止と再生可能エネルギーへの転換が迅速に進められていないこと。
- 柏崎刈羽原発を巡って,東京電力の不祥事とでたらめな対応が続いています。日本の将来に大きな影響をおよぼす事態であり憂慮しています。しかし,この東電のあまりにいいかげんな対応がなぜか全国規模での報道がされません。原発推進を主張する方面からの見えない力がはたらいているのでしょうか。メディアの扱いが理解できません。
- 原発を受け入れれば電源開発交付金と言う危険手当が地元に流れ込む。対して再生可能エネルギーには何も無い。
- 本日の日経に依れば30年には本道の風力を始め再生可能電力の4割が無駄になると報じていた。電力を融通しあう送電網が十分に整備されていない為だそうだ。本道にばかり再生電力が偏るとの批判がある。だが本道から新潟に上がる海底送電線が整備出来れば本日の様な電力の使用制限を為なくとも済む。少なくとも太陽光を始め風力との組み合わせで依り柔軟に電力が融通しあえる様になる。早期の送電網の整備を望む。
- 再エネ促進をおざなりにしサボタージュした上に原発再稼働が現実的という政府与党の姿勢。気候危機と地震国であることを考えれば、再エネや技術革新でエネルギー問題を解決せねばならない。
②「自然・再生エネルギー政策がおかしい」という声をいただきました。
再生可能エネルギーへの切り替えは急務ですが、ムリな山林を切り拓いての開発や大気汚染を進めるような切り替えであってはなりません。
「森を切り開いてこんなに太陽発電は必要でしょうか」、「巨大風力発電がたくさん計画されてます。東京の会社が地方にたくさんつくる仕組み、おかしくないですか」、「カーボンニュートラルの施策として木質バイオマスが進められているが、その陰で局地的大気汚染が起きています」という声をいただいています。
メガソーラーや風力発電など環境への影響も懸念されることから、再生可能エネルギーへの転換が、大気汚染や環境破壊、災害などを生まないように、地元自治体の同意や環境アセスメントの導入も含め、適切な規制の設計に取り組んでいきます。
【みなさんから届いた声】
- 森を切り開いてこんなに太陽発電は必要でしょうか。
- 巨大風力発電がたくさん計画されてます。東京の会社が地方にたくさんつくる仕組み、おかしくないですか。
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
- カーボンニュートラルの施策として木質バイオマスが進められているが、その陰で局地的大気汚染が起きています。住宅地の中で、薪ストーブや暖炉を設置する家屋が増え、そこから発生する煤煙悪臭が周辺住民を困らせる事が全国各地で起きています。呼吸器疾患者にとっては生命に関わる脅威となります。薪ストーブや暖炉の住宅地における厳しい排煙臭気規制、設置使用の禁止および許可制等、きちんとした規制を考えて下さい。
野焼きや河川の土手焼き等 やらなくていい野焼きばかり。それにより健康被害や日々の家事が出来ない人多いです。コロナ禍に換気も出来ない。警察の注意も聞けず何度も燃やす。
③「香害の原因となる商品等を規制してほしい」という声をいただきました。
年々、香害や化学物質による健康被害を受けられる方が増えていっています。それに対して、現在、政府はほとんど何の対策も打ってはいません。
「香料入り洗剤柔軟剤の香害に10年間苦しんでいます」、「他人の柔軟剤の香りで化学物質過敏症を発症しました。ながく香りが残る柔軟剤の流行で臭いがきつくなり、とてもつらいです」、「合成洗剤や柔軟剤の揮発成分、消毒剤の塩化ベンザルコニウムで化学物質過敏症が悪化しています。簡単に外の空気を吸うことが出来ません」という声をたくさんいただきました。
私は、人の生命・健康と環境を守る観点に立った総合的な化学物質対策を進めます。香害などへの対応を含め、成分表示や表記の統一等、化学物質の製造から廃棄までの全体を、予防的取り組み方法に基づいて包括的に管理するための総合的な法制度の検討を行います。また、シックハウス被害者がこれ以上増加することを防ぐため、シックハウス対策のための法制度の検討を進めます。実態調査や発症メカニズムの解明など科学的知見を充実させるとともに、被害者には、有効な治療体制の確立、都道府県ごとに長期滞在型療養施設を建設するなどの対策を進めます。
【みなさんから届いた声】
- 香料入り洗剤柔軟剤の香害に10年間苦しんでいます。他者を苦しめる抗菌洗剤と香料入り洗剤柔軟剤の法規制をしない限り 解決法は無いと思います
- 香害について。今、空気が吸えない、という場所がけっこうあります。息を止めて立ち去りますが、家の中にまで入ってきます。買った食べ物の包装にも、中身にも入っていることがあります。具合が悪くなることもあります。アメリカのカリフォルニア州では、家庭で使う物については全成分を表示する、という法律で、有害な化学物質を減らすことに成功したようです。
- 香害問題に困っています。10年ほど前から高残香性柔軟剤、消臭抗菌洗剤などに含まれる、香料や化学物質の曝露によって体調不良を起こすことです。現在被害者は全国で1000万人ちかくいると言われています。第2の受動喫煙、アスベスト被害とも言われています。
- 私は化学物質過敏症で、こうした揮発成分や人工香料に触れると、顔(唇)に化学火傷を負います。歩いている人は子どもでもお年寄りでもみなさん通り魔のように私を臭いで殴っていきます。そして彼らが住む家は当然とんでもない臭いになっていて、それが換気扇や排水溝を伝い、臭いを好まない人の家や、私のように臭いで具合が悪くなる人の家に侵入しています。このようなことがあるため、私は3年の間に4回の転居を余儀なくされました。こうした人は日本人の1割程度いるようですが、みなさんとても苦労し、近所から嫌がらせをされたりしています。こうした洗剤を作って平気で売っている企業があります。そしてその製品が良いものだとすっかり信じ込んでいる人たちのせいで、家を、職を、すべてを失う人がいます。こんなのおかしいと思いませんか・・・。
- 他人の柔軟剤の香りで化学物質過敏症を発症しました。ながく香りが残る柔軟剤の流行で臭いがきつくなり、とてもつらいです。成分を吸うと頭痛や微熱がでだす。子供の中には学校に通えない子供がたくさんいます。周りの子供からの移香により教室にいられないのです。メーカーに柔軟剤の全成分の開示をさせ、喘息や発作、頭痛、微熱等が誘発されているので、成分を規制すべきです。
- 私は化学物質過敏症です。化学物質が身体に悪影響がある場合があることが実例としてあるので、日用品の香料についてまずはなにが使われているかの詳細な表示義務をお願いしたいです。そしてそれが空気を汚染していないか、人体、環境にどのような影響があるのか、海外ではどのように規制されているかを調べていただけないでしょうか。
- 合成洗剤や柔軟剤の揮発成分、消毒剤の塩化ベンザルコニウムで化学物質過敏症が悪化しています。主に頭痛、めまい、頻尿、咽頭痛、呼吸困難、咳、凶暴性などを起こします。簡単に外の空気を吸うことが出来ません。いい加減成分規制してください。
- 化学物質過敏症患者や化学物質アレルギーの患者が安心して住める共同体、住居、避難所を作ってほしい。
- 私は化学物質過敏症です。全国のお医者様の化学物質過敏症患者への理解の向上と診断が出来る人が増えること。そして化学物質過敏症患者が反応する物の一部の規制などを取り組んでほしいと考えています。香害大国であるアメリカのようになる前に商品の成分を規制して少しでも化学物質過敏症患者になる人が減るように努力するべきだと強く思います。
- 辻元さんは介護施設で働いている経験がおありだということですが、施設内はどうですか?職員の服から強烈な柔軟剤や洗剤臭を感じませんでしたか?難病のため要介護認定の母を病院に連れて行くときにお願いするヘルパーさんからの服がものすごい柔軟剤臭で、お願いすることができなくなりました。また、病院内も職員はじめ、来院する人もほとんどがこういった洗剤や柔軟剤を利用しているため、院内がものすごく臭いんです。今、多くの人がこの「香害」に悩んでいます。一日も早い販売規制を望みます。
- 「香害」で非常に苦しんでいます。昨今の柔軟剤、合成洗剤の強い香料により、鼻、口周り、皮膚のヒリヒリ感や咳、痰、不眠などに苦しんでいます。十数年前から強い香りの製品が主流となり、至る所に合成香料の香りが蔓延する世の中になってしまいました。消費者のモラルの問題ではなく、使用することで他人の健康を脅かす製品を製造、販売しているメーカーの責任です。一刻も早くマイクロカプセル使用の製品を製造販売しないようにして欲しいです。また、国も予防原則に基づいて、対策をして欲しいです。
- 賃貸マンションに住んでおりますが喫煙の煙が窓を締め切っていても入り混んできます。今日のような寒い日は常識知らずの喫煙者はベランダでは出てきません。どうぞ、常識知らずに路上だけでなく煙草の煙を外に出さない責務を負わせて下さいませんか?
④「気候変動・温暖化対策が不十分である」との声をいただきました。
気候変動は、人類共通かつ最大の脅威です。気候変動の影響により、自然災害の増加や世界の一次産業への影響などだんだん被害が拡大していっています。将来世代への責任を果たすためにも、気候変動のリスクを減らすためのパリ協定が目指す目標を達成するためには、温室効果ガスの削減は急務です。
「日本のメディア、国民は気候変動に関して意識がなさすぎる」、「地球温暖化対策。エネルギー問題など早急な対応を望みます」という声をいただいています。
パリ協定の目標を達成するため、徹底した省エネルギーと再生可能エネルギー50%の導入等により、2030年に2013年比55%以上の温室効果ガス削減を目指します。
【みなさんから届いた声】
- 日本のメディア、国民は気候変動に関して意識がなさすぎると思います。
- 地球温暖化対策。エネルギー問題など早急な対応を望みます。
たくさんの声を聞かせていただきありがとうございます。次回は、維新の政治「これおかしくない?」についてお話しします。
つじもと清美が答える、みんなからの「これおかしくない?」各編へのリンクはこちら
1. 政治・民主主義編
2. 福祉など公共サービス編
3. コロナ対策編
4. ジェンダー・男女平等編
5. 働く・経済編
6. 教育・学校編
7. 税金や国民負担編
8. 環境・原発編
9. 維新の政治編
10.「立憲民主党のことが心配だ」編