4月14日の国交委員会で、私が提案した三方一両得の政策が広がっています。
私が提案したのは「GOTOワクチン」キャンペーン。
高齢者のワクチン接種がこれから本格化するが、季節は梅雨に入ります。熱中症も心配になってきます。私が世田谷区の保坂区長と意見交換したときも、ワクチンを打った後、高齢者が集団接種の会場から帰るときに、熱中症や副反応の心配がある、と懸念していました。
「交付金と併せて別の予算でも、これは高齢者の命を守ること、ワクチンを促進することにつながりますので、これは田村大臣か河野大臣か知りませんけれども、ちょっとそういう予算も取ってサポートすることを考えたらいかがか」
そう私は提案しました。
高齢者は助かり、ワクチン接種も進んで自治体も助かり、コロナ禍で傷んでいる公共交通へのサポートにもなる、まさに三方が喜ぶ活用法です。
3月段階で、すでにいくつかの自治体で先行事例がありました。
(一覧)ワクチン接種のバスタク活用事例.pdf
そして私の質疑の後、さらにこうした動きが広がりつつあります。
以下、地方創生臨時交付金などの活用例として、多くの自治体で参考にしていただきたいと思います。
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★ワクチン接種にバス・タクシーを活用する事例について
1.バスの活用事例(被接種者)
パターン① バスの運行
・接種会場までの新たなバス路線を拡充(滋賀県大津市 等)
・貸切バスを活用して、市内各駅から接種会場まで輸送を実施(東京都小平市 等)
パターン② バスを接種会場等として活用
・貸切バスを接種会場に活用(自治体や事業者で検討中)
・貸切バスを接種前後の待機場所に活用(自治体や事業者で検討中)
2. タクシーの活用事例(被接種者)
パターン③ タクシー券の配布
・高齢者に、2回接種×往復分のタクシー券(上限あり)を4枚支給(宮城県塩釜市 等)
・高齢者に、用途を限定しないタクシー券5千円分を支給(愛知県常滑市 等)
パターン④ 乗合タクシーの運行
・乗合タクシーを借り上げて、高齢者の居住地から接種会場までの輸送を利用者負担なしで実施(北海道弟子屈町 等)
3.タクシーの活用事例(医療従事者)
パターン⑤ 医療従事者によるタクシーの活用
・寝たきりの被接種者等を訪問してワクチンを接種する医療従事者によるタクシーの活用(自治体や事業者で検討中)
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私も、超党派の議員連盟や自治体議員などを通して、さらにワクチンタクシー、ワクチンバスを広げていきたいと思います。