<安倍事務所の聞き取りメモ>
2月19日、今日も衆議院予算委員会で、安倍総理の桜を見る会・前夜祭に関する、同僚議員たちによる質疑が行われました。そこで、以下の資料が委員会に提出されました(私へのホテル側の回答文書も添付します)。
・安倍事務所への聞き取りメモ(山井和則委員提出)
・辻元清美へのANAインターコンチネンタルホテル東京からの回答文書
この聞き取りメモを読みながら、「私は『2013年以降の7年間に貴ホテルで開かれたパーティー・宴席について』聞いたのであって、ホテルのルールや運営マニュアルを聞いたわけではないんだけどなあ」と思いました。
そもそも、私が安倍総理に求めたのは、私への回答文書への「解説」ではありません。「宛名のない領収書をホテル側が本当に発行した」「明細書は受け取っていない」という安倍総理の答弁を裏付ける、ホテル側の正式な見解です。
私からの問い合わせに対するANAインターコンチネンタルホテル東京の広報の対応は、コンプライアンスの観点から見ても公正かつ誠実なものだったと思います(安倍総理は私への回答文書についても「ホテル側から辻元議員に答えたもの」と認めています)。安倍総理がきちっと問い合わせすれば、おそらく文書で回答をいただけたのでは。
私への回答と安倍事務所の聞き取りメモ、論理的に「どっちも正しい」ということがありえるのでしょうか?
この間の経過は以下に詳しく掲載されています。
★総理答弁の虚偽を崩した辻元議員2月17日衆院予算委員会での質疑を全文文字起こししてみた(ハーバー・ビジネス・オンライン)
★ANAホテル「営業の秘密と言った事実はない」 安倍首相答弁を否定(2月17日・毎日新聞)
<ホテル側の回答は「政治家でも対応は変えない」だったのに>
繰り返しますが、私に届いた回答文書には
・「2013年以降の7年間に貴ホテルで開かれたパーティー・宴席について」と、一般論ではなくファクトの確認であることを明記。
・「上記について、貴ホテルが見積書や請求明細書を主催者側に発行しないケースがあったでしょうか。」など、過去のケースへの問いに、すべて「ございません。」と明確な回答。
・「お問合せした1~3について、主催者が政治家および政治家関連の団体であることから、対応を変えたことはありますか。」という例外についての確認も、「(回答)ございません」。
ホテルの広報が正式に文書で出した私への回答と、回答者の立場もいえず文書にもできない安倍事務所への電話での回答。比較していただきたいと思います。