沖縄県が辺野古埋め立ての承認撤回をしたことに対し、本日、石井啓一国土交通大臣が、県の撤回の効力を一時的に停止させる「執行停止」をおこなうことがあきらかになりました。
これは沖縄の民意の切り捨てであり、強く抗議します。
辺野古埋め立て承認撤回は、翁長前知事の遺志であり、その後の県知事選挙で、辺野古基地を撤回せよという声が対立候補に大差をつけて、玉城デニー知事を生み出しました。
さらに那覇市長選挙、豊見城市長選挙でも、辺野古の新基地反対の市長が大差で勝っています。
民意を全く無視した安倍政権のこのやり方を、私たちは断じて許すことができません。
安倍総理は、おとといの所信表明演説で「常に民意の存することを考察すべし」と言い、昨日の代表質問に対する答弁でも、沖縄の選挙の結果について真摯に受け止めていると述べました。
沖縄の民意は民意ではないのでしょうか?
沖縄県民、そして国民にとって、民意は選挙で表す以外にどんな方法があるというのでしょうか。
口では美辞麗句を言って、やっていることは全く違う。二枚舌、口先内閣だと言わざるを得ません。
野党6会派は正午から、関係省庁に合同ヒアリングをおこないました。
私たちは、沖縄県の基地移設に対する反対の民意をしっかりと受け止め、国会でさらに追及をしていきます。