(ぶら下がり抜粋)
辻元 このたびのこの一連の災害に際して、速やかな補佐補正予算の編成、それから臨時国会の開催を、私達野党としては求めるということで申し入れをいたしました。
本日、野党合同の災害対策会議を行いましたけれども、大阪北部地震、西日本の豪雨、西日本を襲った台風、さらには北海道の地震等、度重なる多くの被害がまだ出続けているというような状況です。
そしてさらに、今後まだ余震が続いているし、台風だってくるかもしれないということで補正予算をしっかり組み、災害対策など臨時国会を開いて、国会で点検をし、議論をするべきだという主旨で申し入れをしました。
――それに対してどういった回答でしたか
辻元 予備費が4000億あるのでしばらくそれで対応するとか、自民党の総裁選をやっているので、それが終わってからでも、とおっしゃっていましたけれども、熊本の地震のときは補正予算をすぐ組んだんです。
私から申し上げたのは、
「自民党の総裁選はやっていても政府は続いてるだろう、安倍さんは日本の総理大臣としてロシアなどへ外国訪問をされている。仮に新しい総理になったとしても政府は続くわけだから、補正予算の編成の指示ができないというのはおかしい。国民は本当に不安だし、災害対策に今まで以上に力を入れないといけない。総裁選は自民党の話であって、その総裁選のせいで補正予算を組んだりすることを足止めされるのはおかしい」
というようなことを申し上げました。
しかし、それに対しては「いや、総裁選が終わってから」みたいなことをおっしゃるばかりです。ですから私たちは強く求めたいということを何回も何回も申し上げました。
――先日の国対委員長代理会談で求めた、経産委員会や厚労委員会の閉会中審査については
辻元 今まで求めていた閉会中審査、それから予算委員会の理事懇談会等は、引き続き要請するということは別に申し上げました。新たにこの補正予算の災害対策に係る補正予算の要請と臨時国会の開催ということをそれに付け加えるということです。
――この要請は、先ほどの合同会議で福山幹事長が5党1会派に呼び掛けてそれで確認したことを受けたものか
辻元 はい、そうです。あの場でヒアリングをして、非常に深刻であるということを共有しましたし、やはりこれはかなり予算もかかるだろう。そしてやはり予算補正予算があるということで、安心して自治体独自でいろんな補助もできるんですね。自分たちで賄ったあとに、国からちゃんと手当てがなかったらどうしようとか思われますので、自治体が思い切った対策をスムーズにできるように、バックアップとして補正予算の編成を指示するということはやるべきだと思います。
――臨時国会は20日の総裁選が終わってから速やかに開くのか
辻元 そんなことは全くおっしゃらなかったです。だいたい総裁選は理由にならないと思います。しかも今総理大臣もいるし、政府も大臣もみんないるわけじゃないですか。ですから補正予算を一刻も早く編成する指示をしてほしいということです。
(抜粋)