今日もまた、時間とのたたかいでした。
朝から野党6党の国対委員長と協議して、与党の国対委員長に次のようなペーパーを渡しました。
毎日信じられないような問題が起きる中で、政府・与党に予算委員会の集中審議をめぐるかけひきもしていかなくてはなりません。
数分の「ぶらさがり会見」ニュースで受け取る印象で、私が毎日次官の罷免を要求したり、政権に憤慨している顔しか見えないかもしれませんが・・・。
実は、皆さんの毎日の暮らしを守る法律や予算のことを審議していくことに非常に多くの時間を使っています。
しかし今日は、私は重要なターニングポイントになると考えていました。国会、というよりは、「日本の働く女性」の、です。
福田財務次官の問題は「野党合同ヒアリング」で問題意識と情報の共有をはかりながら、問いを続けました。
1回目に行ったヒアリングでは、財務省は「人事院規則のセクハラ規定では、事務次官は対象外」と説明していました。つまり、組織のトップがセクハラをする、という事態は想定されていない、と言われました。
それは「おかしい」と問い詰めると、2回目のヒアリングではあっさり「対象外とは書いていません」と説明が変わりました。
セクハラ発言を「言葉遊び」などと書いて批判を浴びた文書も、「財務省ではなく次官個人の発言」というように政府の対応の微妙な「変化」がおこりました。
財務省の主計局は、男子校のノリ、体育会系だからあんな雰囲気なのだと、よく言われています。
しかし、それを許せば、今後も日本のいろいろな場所で、「男だから」「飲みの場所なら」「あのくらいの言葉なら」「硬いこと言うな」そんな雰囲気が充満することになってしまったでしょう。
しかし、今回のことで、多くの同じようなセクハラまがいの言葉を平気で言えていた方々は身を引き締めざることになったのではないでしょうか。
話は変わりますが、事務次官も国税庁長官もいない財務省で、現在、年金の支給年齢の引き上げが話し合われています。
麻生大臣は、「5年前より今の方が悪いという人は、よほど運がなかったか」と発言されたそうですが、年金の支給年齢の引き上げがあれば、それで暮らしていけない人がいる場合は、どうしたら良いのか。
私は、ふつうに暮らしている人たちの生活を安心をどう守っていけるか、考え抜いていきたいと思います。