9月の衆議院の解散から立憲民主党をゼロから立ち上げての選挙戦、そして国対委員長の拝命と、
息つく暇もなく走り続けてきた中で開かれた特別国会が、明日で閉会となります。
今国会は、民主主義のありかたを真正面から問う場になったと感じています。
当初、与党は、実質審議をおこなわず、手続きだけで1週間で閉会しようとしていました。
しかし私は、総理の所信表明から各党の代表質問、予算委員会、各大臣の所信表明と質疑を
おこなうよう、野党第一党の国対委員長として粘り強く交渉を続け、正常な国会を開く
ことができました。
また、与党が野党の質疑時間を制限してくるという姿勢がありましたが、このことは
非常に大きな問題だと思っています。
安倍総理は森友学園問題や加計学園問題について「丁寧な説明を心がける」と
おっしゃっていましたが、実際の答弁はそのことばとはほど遠いものでした。
その姿勢を象徴するのは、野党の質問時間配分を縮小したことではないでしょうか。
次の通常国会は、特に予算案や法案をふくめ、政府与党一体で提出される案件の議論が
中心となってきます。
野党がそれらの内容をしっかりとチェックできる時間配分を確保してほしいと思っています。
(12月8日 10:50 立憲民主党国会対策本部 ぶら下がり取材より)