現在、自民党は加計学園の疑惑を追及する文部科学委員会で、審議時間はたった3時
間で、与党と野党の時間配分を5対5にすると言ってきています。
これだと自民党・公明党で90分。
立憲民主党34分しかありません。
共産党は8分。社民党は1分です。
そもそも今の野党8;与党2の時間配分を変えたいと自民が言うのはおかしな話なの
です。なぜなら、民主党が与党である時に、当時野党だった自民の町村信孝さんらが
「野党の質問時間が短くては、健全な議論にならない」と強く主張されて、現在の時
間配分が決まったからです。
野党に質問されれば、回答時間があるわけですから、問題がないのであれば疑惑をは
らす良い機会になるのではないでしょうか?
自民党の竹下元総理もこう言っています。
「法律案作成に至りましても、あるいは予算編成に至りましても、政府・与党一体の
責任で政調会の各部会等で十分事故の意見を吐き、質疑応答をしていらっしゃるとい
うことからして、(与党の質疑時間については)割愛と申しますか、可能な限り少数
意見に耳を傾けると申しますか、野党の皆さん方に時間を差し上げるというのが私ど
もが教わって今日まで守っておるところでございます」(1988年4月5日・参議
院予算委員会)