保守系論客として知られる山本一郎氏からメッセージを頂きました。(スタッフより)
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辻元さん、筋金入りのリベラリストですし、あの人ならどんな悪口言っても許される的なところがあるんですよね。生コンとかピースボートとか。
ネットでガセネタいっぱい流されても「わたし、へこたれへんねん」とかカラッと笑っててヤバイ。
そのハートの強さがヤバイ。
保守主義者である私は、そんな辻元さんとは政策的な方向性には隔たりが大きく、必ずしもすべての彼女の主張に同意するものではありません。
理想が高いというか、何を綺麗事言ってるんですかね、と思う。
でも、辻元さんはその辺のレフトとはひと味違います。
現実を見たときにどうしようか、話し合いをして着地点を探すにはどうしたらよいのかというところでは、お互いの意見をぶつけ合える懐の広いところがあるんですよね。
「保守主義的にはこう思う」「リベラルとしてはここは譲られへんのや」「じゃあこういう落としどころですかね」という話のできる人なのです。
だからこそ、愛される。人が、集まって来る。そして目立つ。
おそらく、喧嘩腰モードのときに、テレビで見られるような「疑惑の総合商社」みたいな切っ先の鋭いフレーズが出る一方、
「辻元先生、ここでこう困ってるんすよ」となると、途端に「じゃあどうしましょう」となる点で、この人は真の意味で「鏡」(鑑でなく、鏡)だなと思うわけです。
「このやろう」と息巻くと辻元さんも湯気立てて論争するし、
「ちょっとお互いちゃんと話し合おう」となるとお茶を挟んで一時間みっちり喋る、みたいな。
で、結局辻元さんは筋を通して希望の党へは行かず、無所属で出るとなり、さらに立憲民主党で気張っておられます。
この状況で理想に忠実に身を処せるというのは本当に立派だと思います。
普通の凡百の政治家ならとっくに沈んでるでしょうし、なんかこう、時代が辻元清美を呼んでいるとさえ思います。
絶対、まだなんかあるよこの人。
言ってることの半分ぐらいは賛成しないけど、この社会の表舞台に欠かしちゃいけない人だと思ってます。
保守の私との対談で、真の保守とリベラルは話ができるのだというところを一般の人が読んで、少し立ち止まって、民主主義ってなんなんだろうか、と考えて頂けたらいいのかな、と思います。
写真;Yahoo!ニュース個人より転載(無断転載禁止)
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リベラルでも保守でも真剣に話し合える。空前のページビューを叩き出したと言われる、超有名な山本辻元対談です。