6月13日夕方からは民進党LGBT勉強会に参加。今日のテーマは「LGBT差別禁止法」の必要性について。当事者の方々から、日常生活でいかに多くの差別や偏見にさらされ、生きづらさを感じているかをお聞きしました。
私は質疑応答の際にひとつ、先週開かれた憲法審査会で非常に印象的だったことを情報提供として話しました。
先週の憲法審査会のテーマは、天皇制について。特に皇位継承について議論が続きました。男系男子の継承以外認めるべきではない、という意見が多い印象でしたが、その中で、自民党の赤枝恒雄委員が「男か女かというのは、女性は男性になれる、男性も女性になれる、ともう法律で書いてある。なのに皇位継承のところで男か女かといった議論をされているのは私はとても虚しく感じる」と発言したのです。皇位継承に関する議論の中で、LGBTという観点から問題提起がされたことが強く記憶に残っています。
また、今日はSOGI(ソジ。性的指向および性自認)という広い視点から差別をなくそう、という提起がなされました。たとえば学校現場におけるいじめは、いわゆる「LGBT」でなくても、いじめやハラスメント、差別の対象になります。また、たとえ差別解消のしくみができたとしても、利用するには自身が「LGBT」であることを証明する必要があるとすれば、そんな制度を使いたいとは思わないでしょう。それに、誰が「LGBT」であるかは、誰にも証明できません(「異性愛である」ことを他人に証明できないことと同じです)。
これからも引き続き、誰もが生きやすい社会を目指して知識を深めていきたいと思っています。
<当日配布資料>(PDF)
LGBT法連合会資料「LGBT差別禁止法」の必要性について