安倍総理や菅官房長官が、憲法改正国民投票と国政選挙を同時に行う可能性があるような発言をしていますが、国民投票法の国会での議論では、同時に行うべきではないと法案提出者が答弁しています。同時に行うべきではない、というのが立法者の見解です。こんな基本的な見解も安倍総理は認識せずに「憲法改正」と発言しているのかしら？

先週の憲法審査会の自由討議でも発言しましたが（「憲法審査会が1ヶ月ぶりに開かれました」）、保岡興治 自民党憲法改正推進本部 本部長はじめ、憲法改正国民投票法の提案者である3人の議員が、このふたつを同時におこなうべきではないと断言しています。

この3人の委員の憲法改正国民投票法の提案者がこのように発言しています。

「憲法改正国民投票法制定時における国政選挙と国民投票との同時実施に関する主な発言」（PDF）

安倍総理には、これまでの憲法調査会、憲法調査特別委員会、憲法審査会での議論の重みをしっかりと認識していただきたいと思います。