1996年、私が国会議員になった直後から政治のイロハを教えてくださった、自民党元幹事長の加藤紘一さんがお亡くなりになりました。リベラル保守の方向性を示す北極星がなくなってしまったような喪失感でいっぱいです。
NPO法案の成立に多大なるご尽力をいただき、超党派NPO議員連盟の会長(私が幹事長でした)として法改正を実現してくださいました。国会議員を引退されてからも、NPO議員連盟の顧問として支えてくださいました。
葬儀にお送りした弔電を、加藤さんへの心からの感謝の気持ちとしてここに掲載させていただきます。
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ご生前のご功績を偲び、心から哀悼の意を表します。
加藤紘一先生には、感謝の言葉が見つからないくらい、お世話になりました。1996年、私が初当選し、「自社さ」政権に飛び込んだ時、自民党幹事長を務められた加藤先生に当選祝いをして頂いた日から今日まで頂いたご厚情が、走馬灯のように思い出されます。
加藤先生は、時代を先取りし、変革していかれる政治家でした。日本の社会のありようを変えるNPO法成立に大きなリーダーシップを発揮されました。現在、各分野でNPO活動が展開されているのは、加藤先生のご尽力のおかげです。
リベラル保守の政治のありようと政治の作法を教えて頂いたのも加藤先生でした。私にとっては、政治の師であり、人生の恩人です。今日、活動を続けられるのも加藤先生のおかげです。あの優しい笑顔にもう接することができないと思うと、悲しく、心細いです。
私たち後輩を見守って下さい。先生、ありがとうございました。
安らかにご永眠されますよう、お祈りいたします。
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▲加藤紘一さんがNPO法制定に尽力くださったときのことが、2010年12月10日の朝日新聞夕刊のNPO特集記事にて取り上げられました。(こちらのPDFデータで拡大表示されます)
▲2008年4月、NPO議員連盟拡大世話人会での一コマ。
▲2011年3月11日13時、私の議員事務所でNPO議員連盟役員会を開催。この会議の直後に大地震が起こるとは。久しぶりに写真を見返していてこの写真を見つけ、胸が締め付けられました。