今朝8時から民主党「洩れた年金情報調査対策本部会議」が開かれ、日本年金機構の水島藤一郎理事長にヒアリングをおこないました。

質問に答える日本年金機構の水島藤一郎理事長（右側）

日本年金機構には、党内でまとめた質問事項を昨日送っていたにもかかわらず、理事長は「現在調査中です」とくりかえすばかり。
（民主党「第２回　洩れた年金情報調査対策本部会議」のレジュメはこちらからPDFでご覧いただけます）

また、「お客様各位」という宛名で出された「個人情報流失のお詫びとお願い」という文書も、このような重大な事件に対して、たった1枚の紙切れで片付けられるものでは到底ありません。

しかも、このお詫びの文書では、

更に安全を期するため該当するお客様には基礎年金番号を変更させていただきます。大変ご不便をおかけしますが、改めてご連絡申し上げますので、お待ち下さい。

と書かれています。

会議では「“今後連絡するので待ってくれ”という書きぶりは、“今ならまだ個人情報を悪用できる”とさらに言っているようなものではないか」という指摘がなされましたが、理事長はこの指摘に答えることができませんでした。

今、安倍政権は、憲法をねじまげ、戦争に加担するために、安保法制の議論に執着しています。
しかし、国民の生活を守るためには、相次ぐ年金に対する不祥事に徹底的に対策を投じるほうが、ずっと大切なのではないでしょうか。
党として徹底的に追及していきます。

なお、今日の衆議院厚生労働委員会では、玉木雄一郎議員が「漏れた年金情報問題」を追及しました。
今回の問題の対応の遅れを、玉木議員が下記のようなパネルにまとめています。